保育園看護師は、保育園内において健康管理責任者という立場から園児の健康を守ることが仕事です。1990年の一般社団法人全国保育園保健師看護師連絡会発足以降、保育園看護師は年々増加傾向にありますが、まだまだ認知度が低く、これからニーズがさらに高まってくる職業といえます。
保育園看護師の具体的な仕事内容は園児の健康管理で、視診や検温、服薬の手助けなどを行っています。このほか、園児が怪我をした際の応急処置や医療機関への搬送の判断、保育園の衛生指導などその仕事内容は多岐にわたります。看護師としての仕事だけではなく、園によっては保育士のように園児のお世話をしたり、一緒に遊んだりする場合もあります。園児と触れ合う時間が設けられていることで普段の様子を知ることができ、体調の変化に気づきやすくなるという利点があります。
さまざまな仕事内容について触れてきましたが、保育園看護師の仕事の中でも特に大切なのは、保護者としっかりコミュニケーションをとるということです。コミュニケーションを取ることで、子どもの園内での様子や自宅での様子などをお互いに知ることができ、情報を共有して見守ることができます。
保護者にとって保育園看護師は、ちょっとした怪我や病気の際に迅速に対応してくれる頼りになる存在であり、子どもの成長を助け、健康を近くで見守ってくれるパートナーでもあります。保育園看護師の知名度はまだまだ低いですが、様々なスキルを得られる事もでき、これから目指す人増えていくことが期待されている注目の職業です。子供が好きな人は保育園看護師になってキャリアアップを目指すのも良いかもしれません。